研究上・教育上の必要性
防災情報研究センターは、各種の防災・減災研究や社会インフラ整備に関わる各種の技術開発に取り組んでいる。防災力の向上のためには、防災関連ならびに社会インフラ整備技術に関わる研究だけでなく、防災・減災ならびに国土強靭化に関わる総合的な観点からの研究の強化が求められる。これらの諸課題に関して解決策の検討と解決に向けた具体的な取り組みは喫緊の課題である。
そこで、防災情報研究センターでは、インフラ空間情報基盤寄附研究部門を(株)カナン・ジオリサーチからの寄附部門として継続設置する。本寄附研究部門では、インフラメンテナンスと非破壊検査に関わる専門的知識と豊富な実践経験を有する教員5名を採用する。5名の教員は、道路を中心に、インフラ空間情報基盤の整備とインフラメンテナンスに関わる各種課題の実践的な解決策を広く研究する。 また、多くの課題を抱えるインフラメンテナンスの問題は、学生にとって極めて効果的な学習の場ともいえる。そこで、本寄附研究部門では、インフラメンテナンスと空間情報の活用の実務に関わる実践的活動を通して、座学と実学がミックスした学生の新しい教育モデルの構築も検討する。 これらの研究活動ならびに教育活動を展開するためには、寄附研究部門の受け入れを必要とする。